高専プロコン一関大会に行って思ったこと
この記事はICT Advent Calendar 2014のために書かれたものです。
27日とか言ったのはどこの誰だ
どうもみなさんこんにちは。underslowです。
タイトルにもありますしご存じのみなさんも多いとは思いますが、10月19日に高専プロコン一関大会に行ってきました。
本来であれば旅行記みたいな形で書こうと思って実際書いてはいるのですが、だいぶグダグダになっている上にやたら長くなっているので今回はやめておきます。完成したら公表しますがいつになるやら…
今回は、そのプロコンに参加して思ったこと・感じたこと、ちょっとしたアドバイスを書こうと思います。
競技部門
まずは、準優勝おめでとうございます!!!!!!
準決勝から会場で見ていましたが、見ていてテンションが上がりっぱなしでした。
決勝戦の結果を見て、ちょっと涙が出そうになったのを覚えています。
私は競技プログラミングができないので、ここではアルゴリズムな部分については触れないでおきます。
それよりも、舞台に上がっている3人(3年生+4年生+専攻科1年生)を見て、「後輩はちゃんと育っているのかなぁ」と気になっていました。しかし、ちゃんとバックには下級生の頑張りがあったようですし、(JOI予選で)あのkagamizを超えた1年がいるということを知り、「今後しばらくは安泰だな」という風に思っています。
元々OkNCTといえば競技というイメージが内外にあり、豊富な経験と教育体制がこの結果につながったのかな、と感じています。
あえて気になるところを挙げるとすれば、「教える人を今後どうするか」だと思います。
今のところは教え魔のkagamizくんがコンテストを開催したりと頑張っていますが、彼は来年5年生になるため、今年度までの時間を割くことができません。
そこで代わりにアルゴリズム等を教える人が必要になってきますが、今のところそれが見えません。
自由・課題部門
何はともあれ、お疲れ様でした。
準優勝した競技部門とは違い、今年は何も賞をもらっていない両部門ですが、 ブースを回って見ていると、賞が取れない原因がわかってきたので書いておこうと思います。
一番大きな原因は、「使ってもらっていないこと」だと思います。
アイディアを練ってそれを形にするまでに時間がかかり、結局はターゲットとしている人からのフィードバックをもらえていなかったり、狙っている効果が検証できていないまま本番を迎えてしまっているわけです。
これは今に始まった話ではなく、私がプロコンに出ていた時からそうでした。
「実際に使ってもらってフィードバックを受ける」と、ブースに立って説明する際に説得力が増します。
今回ちょうど良い例がありました。
高齢者向けの学習アプリを開発したチームのアプリ画面を見て、「ボタンに書いてある文字サイズが小さくないか…?」と思い、そのことを質問しました。
すると、「高齢者の方にに使ってもらったんですが、その時には『特に問題ない』と言われたんです」と返ってきました。
いかがでしょうか。
使ってもらった感想があると、説得力のある説明がしやすいことが分かったと思います。
とはいえ、アイディアを練ってそれを形にすることはやっぱり時間がかかります。
誰のどういったところに目をつけるか、何が問題なのか、そしてその問題をどうやって解決するのか…
考えることはたくさんありますし、実装量も多いはずです。
それでは、どうすれば「実際に使ってもらってフィードバックを受ける」ことができるようになるか。答えは簡単です。
そうです、もっと時間をかければよいのです。
これまでOkNCTからプロコンに参加する全チームは、部門にかかわらず競技部門のルールが出てから本格的に動いていたと思います。ですが、それでは時間が足りないですし実際足りていません。
課題部門の課題はは既に出ていますし、自由部門は何をやってもいいそもそもルールや課題の提示がありませんから、今日からチームを組んで動くことだってできるわけです。
いつもであればプロコンやJOI予選も終わり「いよいよオフシーズンか」といったところでしょうが、次回の長野大会に向けてもう動き出してよいと思います。
おわりに
今回初めて「見る側」としてプロコンに行ったわけですが、目のつけどころがユニークだったり解決法が面白かったりと、改めて「プロコンって面白いなぁ」と感じました。
今回はアドバイス的なことを書きましたが、プロコンに参加した各メンバーは、この他にも色々と感じたところがあると思います。
よかったところはそのまま残し、悪かったところは直して、次回の長野大会もぜひ本戦に出場してくださいね。
来年は長野で会いましょう!
長文失礼しました。
それでは。